プロジェクトマネジメント勉強会

私の経験上、プロジェクトマネジメントで大切だと思っている考え方を定期的に発信します。

ルールの重要性

交通ルール、スポーツのルール、世の中には様々なルールがあります。今日はルールは大事だという話です。

お仕事や、システム開発をするにもルールがあります。さて、ルールは何の為にあるのでしょうか?人を縛り付ける為?そうではありません。人を守る為です。

例えば服装に関するルールが無い会社があったとします。パーカーを着て会社に行きました。その日は来客があり、当然パーカーで対応しました。すると、上司から、お客様の前でパーカーは有り得ないだろ、ときつく怒られました。

これ、納得いかないですよね。ルールを破った訳ではありません。上司の常識と自分の常識がズレていただけです。このように、常識や認識にズレが生じることは、ルール化する必要があります。お客様の前ではスーツまたはジャケットを着用とすること、のようなルールが必要です。

組織には、ふたり以上の人がいます。人数が多くなればなるほど、いろいろな考えを持った人が増え、常識や認識のズレが発生しやすくなります。そんな中、自分の常識を振りかざして注意、指導、叱ることをしても、相手は納得いかないでしょう。ですから、組織のベクトルを合わせる為のルールが必要となります。また、このルールを守っていれば、組織のベクトルに合致し、叱られることはありません。安全が担保されるのです。

起業して、すべてを自分の責任でひとりで進めるスタイルであれば、会社のルールはなくても良いのかも知れません。しかし、多くの人は組織に属していると思います。組織の方向性がルールですから、組織に属するものとしてはそれを守る必要があります。また、ルール破りは組織として許してはいけません。

ただ、時代の変化と共に、方向性は変わります。でも、ルールは昔のままということは無いでしょうか?このようなルールが蔓延してしまうと、守ることが目的となってしまいます。ルールは常に見直されるべきで、ルール変更のルールを設定しておくことをおすすめします。